いつも、大和シルフィードへご声援をいただき、ありがとうございます。
このたび、藤原萌々子選手が2024シーズンをもちまして、現役を引退することになりましたので、お知らせいたします。
◾️ポジション
DF
◾️生年月日
2000年7月27日
◾️出身地
大阪府阪南市
◾️サッカー歴
阪南ウイングスJr. (小学校)→ 久米田FC Safira (中学校)→ 大阪桐蔭高等学校女子サッカー部→追手門学院大学女子サッカー部→大和シルフィード
◾️コメント
大和シルフィードを応援してくださる皆様、
いつもたくさんの温かい応援をありがとうございます。
2024シーズンをもちまして現役を引退することを決断いたしました。
私のこれまでのサッカー人生を振り返るとスポットライトを浴びるような輝かしい成績は残せなかったし、嬉し涙より悔し涙を流すことの方が多かったように思います。
そんな私がここまでサッカーを続けてこられたことに、まずは支えてくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
サッカーを通して私に携わってくださった指導者の方々や最高の仲間たちのおかげでサッカー選手として必要なことはもちろんのこと、
1人の人間としてたくさんのことを学ばせてもらい、
これまで育ててもらいました。
時には一人じゃ乗り越えられないような大きな壁に直面し、逃げたくなる瞬間もやってきましたが、それでも私の周りにはその壁に屈することなく一緒に闘ってくれる心強い仲間がいつもそばにいてくれました。
良いときだけではなく、苦しいときも目の前のことから逃げずに向き合ってきたからこそ、
サッカーの本当の楽しさや成長していくことへの喜びを知ることができ、
サッカーを通してたくさんの心震える瞬間やたくさんの感情に出会うことができました。
そんな数えきれない経験が私を強くしてくれました。
個人的に今シーズンはとても苦しい一年になりました。
全力でプレーしたい気持ちと思うように動かない身体のギャップに悔しさやもどかしさを感じ、大好きなサッカーが重荷になる日もありました。
なでしこリーガーとして自覚と責任を持ちながら日々覚悟を持ってプレーをしているチームメイトに、これ以上体調の波で迷惑をかけたくない。
毎日全力でプレーが出来ないサッカー選手には何の価値もないと自分自身へ劣等感を感じるようになってしまいました。
それでも二度の手術を受け、リハビリを乗り越えることができたのは、またもう一度サッカーがしたいと思わせてくれたみんなのおかげです。
いつも近くで支え続けてくれたスタッフやチームメイトには本当に感謝しかありません。
この歴史ある大和シルフィードというクラブでなでしこリーガーとしてデビューできたこと、
温かいサポーターの皆様や頼もしいスタッフと仲間のもとで大好きなサッカーが大好きなままで引退を迎えられることに心から感謝しています。
悔しいも嬉しいも色んな感情を経験できたこと、何よりみんなと共に過ごした時間はかけがえのない宝物になりました。
私がこのチームに残せた大きな結果はありませんが、それでも自分にしか出来ないことを精一杯やり続けた結果、最後には何にも変えることのできない、かけがえのないものが自分へと返ってきてくれました。
2年間という短い期間でしたが、なでしこリーガーとしてこのチームで闘うことが出来て本当に良かったです!
サッカー選手としてのキャリアはこれで終わってしまいますが、今年二度の手術を通して新たな夢ができました。これからはその夢に向かってこれまで以上に努力していきたいと思います。
これまで私のサッカー人生を支え続けてくださった皆様、本当にありがとうございました!