いつも、大和シルフィードへのご声援をありがとうございます。
この度、下山田志帆選手が、2023シーズンをもって引退することとなりましたので、お知らせいたします。
下山田志帆選手
<コメント>
1年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました。そして、ありがとうございました。
「来年も期待しているよ」「しものコールをするのが毎週末の楽しみなんだよ」と最終戦の後に声をかけてくれたファン・サポーターの言葉、本当に嬉しかったです。
だからこそ、こうやって結果を残せぬままにシルフィードを去ることも、引退という選択をすることも、正直、申し訳なさと寂しさが拭えないでいます。
どんなに遠いアウェーの地でも、たとえ雨風が吹いていようとも、声を張り上げて一緒に闘ってくれるファンサポーターの姿。キッズたちが最前列で(時には指揮もとりながら)応援歌を歌っている姿。
他のクラブの友人やファンサポーターと話していても、シルフィードの応援団はすごいよねと言ってもらえることが私は嬉しく誇らしかったし、そんなファンサポーターの皆さんと一緒に最高のスタジアムをつくる時間が何よりも楽しくて。これまでのサッカー人生では気づいてこれなかったサッカーの楽しさを、シルフィードから学ばさせてもらいました。
思えば、小学生時代から「協調性がありません」と通知表に書かれ続けていた私が、20年もチームスポーツをしていること自体が奇跡だと思っています。そして、その奇跡が20年も継続したのは、紛れもなくサッカーを通して出会った人たちの存在があったからだと心から思っています。選手の前に一人間として未熟だった私を厳しく叱ってくれた人たちがいて、お前ならできるよと背中を押し続けてくれた人たちがいて、「下山田、なんか面白いもんな」と笑いながら信じてくれた人たちがいたから、ここまで続けてこれました。その人たちのおかげで、サッカーを通してたくさんの人に出会って、たくさんの感情を知ることができたこと、本当に感謝しています。
サッカー選手としての最後の1年、シルフィードの選手・スタッフのみんなと出会えたこともまた、自分にとっての財産でした。
一緒にサッカーできて、楽しかった!ありがとう!はみ出しものをこんなにもあたたかくうけとめて、こんなにも面白がれるクラブ、他にないと思う。
もう、プレーを通して恩返しすることはできないかもしれないけれど、自分だからこそできる恩返しがある気がしています。
これまでサッカーを通して出会った人たちが、もっとワクワクして、幸せになれるようなことに、自分の時間を使っていきたいな。
最高のファンサポーターの皆さんと、選手・クラブスタッフの皆さん、そしてスポンサー企業の皆様とのご縁に、感謝しています。
本当にありがとうございました。そして、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。